シラバス参照

印刷
講義名 近現代史概説
開講責任部署 花園大学
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 水曜日 代表時限 3時限
科目ナンバリング

担当教員
職種氏名所属
選択なし◎ 松田 隆行(文)専任教員

授業の概要  近現代史概説は、日本近現代史について概説する科目である。近代国家の形成・展開と社会や文化の特色について、国際環境と関連づけて検討する。また、現代の社会や国民生活の特色についても国際環境と関連づけて検討する。
具体的には、「授業計画」に記載された各テーマを中心に講義を進めていく。講義では、これまでの歴史学研究の成果(研究史)に基づいて、研究史上の論点の検討や史料の分析(史料批判)を含めて、歴史学から見た日本近現代史の歴史像について検討する。
授業計画表
内容
第1回日本近現代史概観
日本近現代史研究の現状と課題
第2回明治政府の成立
第3回自由民権運動と明治憲法の制定
第4回初期議会と明治憲法体制の確立
第5回条約改正と日清戦争
第6回日露戦争
第7回韓国併合
第8回近代産業の発展と近代文化
第9回政党政治の発展と大衆社会の形成
第10回第一次世界大戦と日本
第11回満州事変
第12回日中戦争
第13回第二次世界大戦と日本
アジア・太平洋戦争
第14回占領と戦後改革
第15回戦後の日本
第16回試験
授業のテーマ及び到達目標 講義全体のテーマは、①「近代日本の形成と世界」②「第一次・第二次世界大戦期の日本と世界」③「現代の日本と世界」である。
到達目標は、近現代国家の形成・展開と社会や文化の特色について、国際環境と関連づけて理解することである。
歴史学の方法という観点からの到達目標は、第一に、日本近世史について、これまでの歴史学研究の成果(研究史)を理解することである。第二に、研究史上の論点の検討や史料の分析(史料批判)を通じて、歴史学の研究方法を理解することである。第三に、これらの作業を通じて、自分自身の目で歴史を見て、自分自身の頭で考える態度を身に付け、自分なりの日本近現代史の歴史像をつくることである。
成績評価方法及び留意事項 成績評価は、試験によって行う。
試験の評価基準は、第一に、講義内容を踏まえて答案が書かれていること、第二に、これまでの歴史学研究の成果(研究史)と歴史学の研究方法を踏まえて書かれていること、第三に、出題された問題について、論理的な自分なりの解答が提示されていることである。
参考文献 佐々木潤之介他編『概論日本歴史』吉川弘文館、2000年
五味文彦・鳥海靖編『もういちど読む山川日本史』山川出版社、2009年
鳥海靖『もういちど読む山川日本近代史』山川出版社、2013年
その他の文献は講義中に指示する。
テキスト 特に指定しない。
準備学習の内容  講義中に指示したものを含め「参考文献」について、講義内容に該当する箇所を読み、予習・復習をすることが望ましい。