シラバス参照

印刷
講義名 基礎講読Ⅰ-Ⅰ1
開講責任部署 花園大学
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 1 時間 0.00
代表曜日 月曜日 代表時限 2時限
科目ナンバリング

担当教員
職種氏名所属
 ◎ 曽根 誠一 

授業の概要 日本の古典文学作品を研究しようとする時、基本となる図書と、その調べ方について概説し、実際に調査する体験をする。
また、著名作品の冒頭部を暗誦するとともに、その注釈を確認することを通して、古典文学作品に慣れ親しむ契機とする。
授業計画表
内容
第1回「基礎講読ⅠーⅠ」概説
第2回古文・漢文の読み方と辞書の引き方(Ⅰ)ー古文の場合(第1回レポート)
第3回古文・漢文の読み方と辞書の引き方(Ⅱ)ー漢文の場合
第4回書写文化の時代(Ⅰ)ー印刷の歴史
第5回書写文化の時代(Ⅱ)ー書写時代の「文学」
第6回古典作品の本文の問題(Ⅰ)ー国書総目録・古典籍総合目録
第7回古典作品の本文の問題(Ⅱ)ー日本古典文学大辞典(第2回レポート)
第8回和歌の調べ方(Ⅰ)ー国歌大観
第9回和歌の調べ方(Ⅱ)ー調査結果のまとめ方(第3回レポート)
第10回系図と経歴の調べ方(Ⅰ)ー尊卑分脉
第11回系図と経歴の調べ方(Ⅱ)ー公卿補任(第4回レポート)
第12回歴史的事件・事項の調べ方(Ⅰ)ー六国史・大日本史料
第13回歴史的事件・事項の調べ方(Ⅱ)ー国史大辞典(第5回レポート)
第14回辞典類の調べ方
第15回版本の「書誌調査」実習
第16回筆記試験
授業のテーマ及び到達目標 古典文学作品を読み調べて、研究しようとする時、必要不可欠となる基本図書の名前を覚え、その調べ方を理解するとともに、実際に作業して体験し、基本的知識を習得することを目標とする。
また、著名作品の冒頭部の暗誦をして、古典文学作品に慣れ親しむとともに、口語訳をレポートとして作成することで、図書館や日本文学共同研究室の書籍を利用し、また活用する経験をすることを目標とする。
成績評価方法及び留意事項 試験の結果80%に、レポート提出・暗誦等20%を勘案して、評価を決定する。
欠席が5回を超えた時は、単位認定の対象にはならないので、注意すること。
参考文献 古典文学基礎知識必携(別冊国文学必携NO42 学燈社)91年7月刊(現在、絶版)
テキスト 適宜プリントを配布する
準備学習の内容 復習を中心とし、理解しにくいところは、講義終了時かオフィス・アワー(火曜日18~19時、栽松館6階604号室)の時間に、早めに質問すること。
レポート課題についても、欠席するなどして分からない点は、講義時かオフィス・アワーの時間に、早めに確認すること。