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講義名 マンガの現在Ⅱ
開講責任部署 花園大学
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 月曜日 代表時限 3時限
科目ナンバリング

担当教員
職種氏名所属
選択なし◎ 秦 美香子(文)専任教員

授業の概要 本授業では、マンガをとりまく産業について理解します。コンテンツ産業の一部門としてマンガをとらえることで、映像や言語表現などと関わりながら展開される表現・商品としてのマンガ理解を深めてほしいと思います。
授業計画表
内容
第1回ガイダンス
授業全体の流れを説明します
第2回「本」としてのマンガ
マンガの「本」としての側面に注目するために、近年のブックデザインの事例を見ます
第3回出版物としてのマンガの歴史(1)
マンガ表現の系譜を知るために、風刺画の歴史をたどります
第4回出版物としてのマンガの歴史(2)
マンガ表現の系譜を知るために、コマ割り表現の歴史をたどります
第5回出版物としてのマンガの歴史・近代日本編(1)
とくに近代日本のなかでマンガが出版されるようになった経緯を説明します(新聞漫画など)
第6回出版物としてのマンガの歴史・近代日本編(2)
とくに近代日本のなかでマンガが出版されるようになった経緯を説明します(雑誌など)
第7回マンガ出版の現状(日本)
現在の日本でマンガが作られる過程を説明します
第8回マンガ流通の現状(日本)
現在の日本でマンガが売られる過程を説明します
第9回マンガ出版の現状(フィンランド)
日本以外の事例としてフィンランドの出版業界のあり方を説明します
第10回マンガ研究の方法:作品分析、作家研究、歴史研究
第11回マンガ研究の方法:メディア研究
第12回マンガ研究の方法:ジェンダー研究
第13回マンガ研究の方法:社会学的手法
第14回マンガ研究の方法:教育学
第15回まとめ
授業全体のまとめをします
授業のテーマ及び到達目標 ・マンガの媒体の特徴を理解すること
・コンテンツを発表するための新しい媒体を提案できるようになること
・日本だけでなく日本以外の国、地域で発表されているマンガの媒体にも理解を深めること
成績評価方法及び留意事項 受講態度20%
授業内で出す課題60%
期末レポート20%
参考文献 『月刊MdN』2014年3月号
佐々木果、2012、『まんが史の基礎問題』オフィスヘリア
菅野博之、2004、『漫画のスキマ』美術出版社
『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』玄光社MOOK
テキスト 特になし
準備学習の内容 前週の配付資料を読み直し、理解を深めておくこと。