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講義名 社会福祉史(外国史を含む)Ⅰ
開講責任部署 花園大学
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 火曜日 代表時限 2時限
科目ナンバリング

担当教員
職種氏名所属
 ◎ 梅木 真寿郎 

授業の概要  この講義は、近代以降の海外(イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、スウェーデンなど)の社会福祉の歴史について、その起源、史的背景、制度・施策の内容、具体的な実施主体と史的限界性について明らかにすることを目的としています。また、国家と個人、そして宗教・文化・思想の連関について、社会福祉の形成の過程を構造、機能、価値の諸側面から理解を深めます。
授業計画表
内容
第1回オリエンテーション 社会事業史の対象と方法
第2回イギリス社会福祉の歴史① 救貧政策の成立過程について
第3回イギリス社会福祉の歴史② COSとセツルメントの実践
第4回イギリス社会福祉の歴史③ ベヴァリッジ報告と「福祉国家」の形成
第5回イギリス社会福祉の歴史④ ウェッブ史観の解体と「第三の道」
第6回ドイツ社会福祉の歴史① ヘーゲル思想にみる社会国家の構想
第7回ドイツ社会福祉の歴史② 社会保険制度と優生思想について
第8回アメリカ社会福祉の歴史① COSとセツルメント(リッチモンドとアダムズ)
第9回アメリカ社会福祉の歴史② 社会保障と貧困戦争、IL運動の展開
第10回アメリカ社会福祉の歴史③ レーガノミックスとワークフェアの展開
第11回スウェーデン社会福祉の歴史① 近代スウェーデンの歴史と福祉思想
第12回スウェーデン社会福祉の歴史② 第二次世界大戦後の福祉国家政策
第13回フランス社会福祉の歴史
第14回韓国社会福祉の歴史
第15回総括 海外社会福祉史の国際比較
第16回筆記試験
授業のテーマ及び到達目標  社会福祉の形成とその歩み(近代以降の海外)について、理解を深めることが、この講義のテーマとなっています。
 この講義においては、国や地域によって社会福祉の制度や文化が異なることを理解し、現代社会における多様性に富んだ福祉のあり様について、考察できる力を養うことを到達目標とします。
成績評価方法及び留意事項 定期試験60点、授業への積極的参加40点(必要に応じ、レポートを課す場合があります。また、コメントペーパーを配布し、意見を求める場合もあります)
参考文献 高田実、中野智世編著『近代ヨーロッパの探求15 福祉』ミネルヴァ書房、2012年。5400円 それ以外については、その都度指示します。
テキスト 毎回、資料を配布します。
準備学習の内容 次回講義に採用する参考資料を明示しますので、該当資料を一読してください。