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講義名 臨床心理学演習AⅦ
開講責任部署 花園大学
講義開講時期 通年 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 月曜日 代表時限 2時限
科目ナンバリング

担当教員
職種氏名所属
選択なし◎ 丹治 光浩(社)専任教員

授業の概要 グループワークによる体験的な人間心理の理解と心理学研究法の学びを隔週で行う。特にグループワークにおいては、特にグループワークにおいては、対人関係ゲームを取り入れる。また、心理学的研究方法について学んだ後は、学生自ら臨床心理学に関する研究テーマを設定して、発表・討論形式で演習を行う。また、関連文献を読むことで自らの研究課題を具体化し、それを実践する能力も身につける。随時討論を行うので、学生諸君の問題意識と学問的探究意欲が何より重要となる。最終的にはそれらが個々の研究テーマへ発展していくことが望ましい。
授業計画表
内容
第1回オリエンテーション:自己紹介、演習の進め方、および年間計画の説明
第2回自己理解・他者理解:「紹介スゴロク」」「サイコロ・トーク」による自己開示
第3回研究法と研究題目:心理学研究法に関する講義と研究テーマの決定
第4回価値観の個人差:「許容度チェックリスト」による価値観の理解
第5回文献収集法:図書館とインターネットを利用した分権収集の実習
第6回発想法と整理法:「ブレインストーミング」「KJ法」の体験
第7回論文の読み方:実際の論文を利用したクリティカル・リーディングの学習
第8回意志の表明:容姿と性格をテーマにしたディベートの体験
第9回論文の書き方:実際の論文を利用した論文の書き方の学習
第10回コミュニケーション:「ハナブサ」「合同画」による非言語的コミュニケーション体験
第11回文書作成法:ワープロを使った文書作成法の実習
第12回人生を考える:「ライフライン」「自叙伝」による人生イメージの明確化
第13回図表の利用:実際の論文を利用した図表のまとめ方についての学習
第14回コンセンサス:集団討議による意見の集約法の体験
第15回研究発表の方法(1):パワーポイントの使用方法
第16回気持ちの推測:「マインドリーディング」を利用した他者理解の促進
第17回研究発表の方法(2):パワーポイントを利用した発表練習
第18回個性の表現と理解:心理検査の体験と分析を利用した人間理解
第19回研究発表とグループ討議(1)
第20回相互尊重を考える:アサーション・トレーニングによる相互尊重の体験学習
第21回研究発表とグループ討議(2)
第22回対人関係の在り方:「対人関係地図」による対人関係の理解
第23回研究発表とグループ討議(3)
第24回他者の想い:「私アンケート」による他者の印象理解
第25回研究発表とグループ討議(4)
第26回社会的共存を考える:「花とピストル」による社会生活の困難性の理解
第27回研究発表とグループ討議(5)
第28回共感性の醸成:「並行コラージュ」「ミラーリング」による共感性の醸成
第29回研究発表とグループ討議(6)
第30回自己肯定感の涵養:「言葉の花束」による自己肯定感の涵養
授業のテーマ及び到達目標 テーマ:自己理解・他者理解。
到達目標:この演習では学生自らが自己及び他者の心理をより深く理解すること、および自らの課題を明確にして、それを研究していく手法を理解するとともに、自分の考えをもとにディスカッションする能力を身につけることを到達目標としている。
 特に、グループワークの体験の振り返りを通して学生自身の人格的成長が期待される。また、心理学的研究方法について学んだ後、学生自ら臨床心理学に関する研究テーマを設定して、発表・討論形式で演習を行う。また、関連文献を読むことで自らの研究課題を具体化し、それを実践する能力も身につける。
成績評価方法及び留意事項 発表(40点)・討論などの主体的行動(20点)、およびレポート(40点)を総合的に評価する。なお、出席が6割に満たない場合は評価の対象としない。
参考文献 丹治光浩(2011)『中学生・高校生・大学生のための自己理解ワーク』ナカニシヤ出版 1600円。
川瀬正浩・松本真理子(1997)『新自分さがしの心理学』ナカニシヤ出版 1700円。
遠藤健治(2013)『対人関係を通しての自己理解ワークブック』培風館 2000円。
福島脩美(2005)『自己理解ワークブック』金子書房 2200円。
テキスト 必要に応じコピーを配布する。
準備学習の内容 必要に応じて課題を出すので、十分な事前学習をしておくこと。